切らないリフトアップ
コラム目次
切らないリフトアップとは?
切らないリフトアップとは、文字通り切開をせずにお顔のたるみを改善する治療です。
リフトアップには大きく分けて、切らない方法と切る方法の二つがあります。
切るリフトアップはお顔の切開した部分からたるみとなる余った皮膚を切り取る方法です。
それに比べ、切らないリフトアップは、全く切開しないので気軽に受けられる治療として非常に人気が高いです。
「顔のたるみが気になるが手術は怖い!」
「ダウンタイムの時間が取れない!」
このようなお悩みをもつあなたには切らないリフトアップがオススメです。
切らないリフトアップと切るリフトアップの違い
切らないリフトアップと切るリフトアップは何が違うのでしょうか??
切るリフトアップは、持続効果が長く、何度も手術しなくて良いです。
しかしながら、手術時間が長く、傷が目立ちやすくダウンタイムも長いという欠点があります。
一方、切らないリフトアップは、切るリフトアップに比べ持続効果が短いです。
ですが、跡がほとんど残らず、ダウンタイムもほぼないというメリットがあります。
先程も述べましたがやはり、
「顔のたるみが気になるが手術は怖い!」
「ダウンタイムの時間が取れない!」
という方には切らないリフトアップがオススメの治療です。
それでは、切らないリフトアップには一体どのような治療があるのでしょうか?
詳しくご紹介して参りましょう。
切らないリフトアップは大きく分けて2つ
切らないリフトアップ治療を大きく分けると
お顔のなかに糸を通して引き上げる「スレッド(糸)リフト」
外からお顔の皮膚や筋肉にアプローチす「リフトアップレーザー」
この2つに分けることができます。
スレッドリフト:糸でリフトアップ
スレッドリフトとは
皮膚や脂肪の中に針で糸(スレッド)を通して、皮膚を上に引っ張り上げてリフトアップを図る治療です。糸リフトとも呼ばれます。
糸の種類は溶ける糸、溶けない糸、ばねがついている糸など素材によって様々です。
溶けるタイプの場合は糸が吸収されるときに、肌のハリや弾力の元であるコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。
そのため、リフトアップと同時にハリや肌の弾力アップといった肌質改善ができることも大きな特徴です。
溶けないタイプの場合は、糸が溶けないため、リフトアップがずっと続くと考え好んで用いる美容外科医もいます。
しかしながら、バイ菌が入ったり、その後トラブルになりうるリスクもあります。
また溶けない糸と溶ける糸の持続期間に差はないとも考えられています。
効果の持続は1年〜2年前後といわれています。(糸によって微妙に違います)
リフトアップ効果を保ち続けるには、たるんでしまう前にスレッドリフトを継続して受けるのが良いでしょう。
数日は痛みや腫れが少しでますが、内出血はほぼ出ません。
切らないリフトアップのため、切るリフトアップより回数は必要になります。ですが、安全性が高く、リフトアップと同時に中からハリや弾力アップできますのでアンチエイジングにはとてもオススメの治療です。
ハイフ:熱ダメージで肌を引き締める
リフトアップレーザーにはたくさん種類があります。
今回は、中でもみなさんも良く耳にする「ハイフ」についてご紹介します。ウルセラやダブロ、ウルトラリフト、ウルチェなどの名称のものは「ハイフ」となります。
ハイフとは高密度焦点照射式超音波治療(High Intensity Focused Ultrasound)の頭文字をとった略語です。
※高密度→強力
焦点照射式→ターゲットだけを絞れるタイプ 周りにダメージを与えない
力強い超音波をターゲットに照射する事によってたるみを引き上げるリフトアップ治療です。
レーザーを照射すると、超音波がたるみの原因であるターゲットに届き、小さな熱損傷をつくります。
この熱損傷の治癒過程においてコラーゲンや線維芽細胞(せんいがさいぼう:コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン等を作る細胞)等の活性化により、ゆるんだ筋膜を引き締め、お肌のハリや弾力、小ジワだけでなく、お肌の質感も改善していきます。
つまり強力で周囲にダメージを与えない超音波で、切らないで腫れないお顔のフェイスアップをする治療ということですね。
レーザーなので基本的にダウンタイムはありません。
ですが3ヶ月に1度の照射が理想です。
レーザーのため大きな改善が難しいので、いまあるたるみを改善する目的よりも
「これ以上たるませない」
というイメージでやって頂くと良いですね。
切らないリフトアップのうれしい効果
切らないリフトアップはリフトアップ効果以外にもうれしい効果がたくさんあります。
では、いったいどんな効果があるのでしょうか。いくつか紹介していきます。
しわがなくなり若返り効果
お顔のリフトアップを行うと、皮膚が糸の効果や超音波のエネルギーによって引き締まります。
それによって、たるみが改善し、嬉しい事にシワも目立たなくなります。
たるみが少ないほどシワは刻まれづらいので、シワの予防にも効果的ですね。
小顔に見える
先述した通り、施術後は皮膚が引き締まります。
そして、フェイスラインがすっきりします。
そのため「小顔になった」と言われる事が多くなると思います。
アゴ下まで施術した場合は、前から見たときだけではなく横から見たときもスッキリ見える嬉しい効果もあります。
口角が上がり、明るい第一印象に
口角はたるみなどの加齢の症状により下がります。
口角が下がってしまうと
ほうれい線が目立つ
きつい印象にみられる
疲れて見える
などあまりいい事はありません。
切らないリフトアップでお顔全体をリフトアップすると、口角も少し上がります。
口角が少し上がるだけで人は
「柔らかくて明るく若々しい印象」
と受け止める事が多いそうです。
第一印象から改善するのは、うれしいですよね。
お肌にハリが出る
先述しましたが、スレッドリフトでは溶けるタイプの場合は糸が吸収されるときに、肌のハリや弾力の元であるコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。
そのため、リフトアップと同時にハリや肌の弾力アップといった肌質改善ができることも大きな特徴です。
HIFUではコラーゲンや線維芽細胞等の活性化により、ゆるんだ筋膜を引き締め、お肌のハリや弾力、小ジワだけでなく、お肌の質感も改善していきます。
リフトアップと同時に美肌も手に入れられるなんてうれしいですよね。
切らないリフトアップのビフォー、アフター
Before:実年齢より上に見られる
After:目元の小しわが解消される
Before:老け顔に見える
After:ほうれい線が目立たなくなる
Before:ブルドッグ顔に見える
After:頬のたるみがなくなる
Before:二重あごが気になる
After:あご下が引き上がりフェイスラインがすっきり
切らないリフトアップのメリット
切らないリフトアップにはお顔のリフトアップ効果や美肌効果だけではなく、切るリフトアップにはないメリットがたくさんあります。
そのメリットを紹介していきましょう。
短期間で効果を感じやすい
切るリフトアップに比べると最終的な効果は劣りますが、腫れや内出血が出ることが少ないので効果の実感が早いです。
回数を重ねる毎に効果の実感は強くなっていくので定期的に受けるとより効果の実感をしやすくなるでしょう。
跡が残りにくい
切らないリフトアップは名前の通り「切らない」ため、傷跡が残りにくいです。
スレッドリフトの場合は、しばらく針穴が残ることはありますが、目立たない方が多数です。
レーザーであれば傷跡はできません。
日帰りで施術可能
切らないリフトアップは手術のように出血することもなく、短時間で施術が終了するためダウンタイムがほぼありません。
そのため、日帰りで施術が可能です。
料金が比較的リーズナブル
切らないリフトアップは切るリフトアップに比べ料金がリーズナブルなものが多いです。
ダウンタイムもなくリーズナブルなのでアンチエイジングや気軽なリフトアップ治療として人気が非常に高いです。
切らないリフトアップのデメリット
切らないリフトアップもメリットばかりではなく、デメリットもあります。
どんなデメリットがあるのか紹介していきたいとおもいます。
効果の持続が短い(サーマルフェイスNEOなら持続する)
切らないリフトアップはやはり持続期間が永久ではないため、繰り返し施術が必要になります。
ただ、繰り返し行えば切るリフトアップよりも自然に効果をしっかり出すことが可能です。
ハイフと組み合わせてサーマルリフトフェイスNEOというモノポーラー高周波RFによるレーザーを照射した場合は持続時間も長く効果もしっかり感じるというお声を多く頂きます。
詳しくはカウンセリングにてお問い合わせ下さい。
切らないリフトアップが向いている人
それでは切らないリフトアップはどのような人に向いているのでしょうか。
いくつか項目を挙げて参ります。
仕事などの都合でダウンタイムが取れない人
まずは仕事などの都合でダウンタイムが取れない人です。
切らないリフトアップはダウンタイムがほとんどないというのが大きな特徴です。
リフトアップレーザーですと種類にもよりますが、照射直後からメイクや洗顔ができるものが多くあります。
また、スレッドリフトも施術当日〜翌日にかけてメイクや洗顔がOKとなることが多く、糸を挿入した部分にできる針穴の赤みも数日でおさまります。
一方、切るリフトアップはまず10日〜2週間後に抜糸が必要であり、手術による内出血、腫れ、傷あとの赤みが落ち着くまでには数ヶ月かかります。
そのため、ダウンタイムの期間があまり取れない方は切らないリフトアップが向いています。
30代〜50代の人
年齢でいうと、30代〜50代の人は切らないリフトアップに向いています。
切らないリフトアップは軽度〜中等度のたるみに効果を発揮します。
反対にたるみが深刻化している場合は十分は効果が得られにくい、もしくは、不自然な仕上がりになってしまいます。
30代〜50代の人はたるみの程度が軽度〜中等度である場合がほとんどです。
そのため、まずは切らないリフトアップで気軽にたるみ治療をしてみるのがいいでしょう。
たるみをなくし若々しい肌を手に入れたい人
続けて、たるみをなくし若々しい肌を手に入れたい人も向いています。
切らないリフトアップは肌のハリや弾力を維持するために必要なコラーゲンやエラスチンを増やすためのサポートをしてくれます。
20代後半以降はコラーゲンやエラスチンが徐々に減少し、それに伴いたるみやシワが気になるようになってきます。そこで切らないリフトアップを行うことで肌や肌の内部に刺激を加え、若返りを目指せるというわけです。
しかし、60代以上になるとコラーゲンやエラスチンを作り出す力がかなり弱くなっており、十分な効果が得られにくくなるため注意が必要です。
以上のことから切らないリフトアップはたるみをなくし若々しい肌を手に入れたい人に向いていると言えるのです。
顔全体をリフトアップしたい人
次に、顔全体をリフトアップしたい人に向いています。
切らないリフトアップの効果が現れやすい箇所は
①フェイスライン
②頬のたるみ
③あご下のたるみ(二重あご)です。
そして顔全体のたるみが気になるという人は①〜③全てが気になるという場合が多いです。
スレッドリフトは①〜③のそれぞれが引き上がるように糸を挿入するのでリフトアップ効果が得られるのは言うまでもありません。
リフトアップレーザーについては熱エネルギーを与えることでリフトアップを促します。
①〜③の共通点として皮下脂肪が比較的多いということが挙げられます。
皮下脂肪は熱によって収縮しやすいため、脂肪が少ない部位よりも目に見えた変化が出やすいのです。
以上のことから顔全体をリフトアップしたい人に切らないリフトアップはおすすめです。
ブルドッグ顔(頬のたるみ)を改善したい人
次にブルドッグ顔を改善したい人です。
ブルドッグ顔とは老け顔を表すときによく使われる言葉ですが、このブルドッグ顔の原因は頬のたるみです。
頬がたるみ、皮膚が下がってしまっている状態がまるでブルドッグのようだということからこのような呼び方をされるようになりました。
頬のたるみは切らないリフトアップの効果が得られやすい箇所です。
そのためブルドッグ顔を改善したい人におすすめです。
ほうれい線を目立たなくしたい人
ほうれい線を目立たなくしたい人も切らないリフトアップに向いています。
ほうれい線が目立つ原因は複数ありますが、その一つに頬のたるみがあります。
先程お伝えした通り、切らないリフトアップは頬のたるみを改善するのが得意です。
頬のたるみを改善することで頬の位置が高くなり、ほうれい線が薄くなります。
そのためほうれい線を気にしている方におすすめです。
マリオネットラインをなくしたい人
最後にマリオネットラインをなくしたい人にも向いています。
マリオネットラインは口角から下に向かって伸びる溝のことです。マリオネットラインができる原因は頬のたるみや口元・首回りの筋肉のゆるみ、こわばりです。頬のたるみは様々なしわの原因になるのです。
頬のたるみを切らないリフトアップで改善することでマリオネットラインを目立たなくすることが可能です。
よって、マリオネットラインをなくしたい人も切らないリフトアップに向いていると言えるのです。
切らないリフトアップの疑問を解決
治療を始める前に気になる事が、痛みやダウンタイムはどのくらいあるのかと不安に思う方が多いと思います。
そこで、まずは痛みについてみていきます。
治療は痛みがあるのか
スレッドリフトの治療は、局所麻酔を行うため施術中の痛みの心配はありません。
リフトアップレーザーは、麻酔は使いませんが皮膚を冷却しながら行うため熱さや痛みの心配はありません。
麻酔をする場合痛みはあるのか
スレッドリフトで使用する麻酔の針はとても細く、刺す時にだけチクッとした痛みがあります。ご希望によって、ガス麻酔を追加する事もできます。こちらは、お鼻にチューブを付けてガスを流します。意識はありますがボーッとした感じになりますのでリラックスして行えます。
施術中、直後の痛みはあるのか
スレッドリフトの場合、施術中は麻酔が効いているので痛みの心配はありません。施術後、麻酔の効果が無くなってからは、糸による引き連れ感や違和感などの鈍い痛みが数日続くことがあります。徐々に落ち着いていきますが、痛み止めを処方しますのでこちらで対処できると思います。
リフトアップレーザーの場合、施術後の痛みはほとんどありません。ハイフを行った場合は、筋肉痛のような鈍い痛みが数日続くことがあります。
ダウンタイムはあるのか
切らないリフトアップにもダウンタイムは多少あります。
どんなダウンタイムがあるのか紹介していきたいと思います。
内出血はあるのか
極稀に内出血してしまうことがあります。
その際は1ヶ月くらい内出血が引くまでかかります。
メイクなどでごまかすようにお願いします。
顔は腫れるのか
スレッドリフトの場合、麻酔の影響で少し腫れた感じがします。
ハイフはほとんど腫れはでません。
施術後は包帯を巻くのか
切るリフトアップのように施術後は包帯を巻く必要はありません。
日常生活に支障はあるのか
特に支障はありません。内出血や腫れがすこし出た場合はマスクをつけたり、メイクをいつもより濃くしたりする必要があります。
メイクはいつから可能か
スレッドリフトの場合は、翌日から可能です。ハイフなどのレーザーの場合は、施術直後からメイク可能です。
お風呂、サウナ、飲酒はいつから可能なのか
翌日から可能です。血流がよくなり、腫れ.内出血が出やすくなってしまうため当日は避けましょう。
食事に支障はないのか
スレッドリフトをした場合は、数時間局所麻酔が効いているため、お口が動かしにくく感覚も鈍くなってしまうことがあります。そのため、数時間は熱いものや堅いものを食べないようにした方が良いでしょう。レーザーの場合は、特に支障はありません。
治療後の効果はどれくらい持続するのか
スレッドリフトは強い引き上げ効果は2年程でしょう。ただ、2-3年かけて糸が体内に吸収され、コラーゲン生成をしていきます。そのため効果はその後も続くと感じる方が多いです。
ハイフの場合は1ヶ月後から徐々に効果が出て長くて半年持続します。当院では、より効果を実感して頂くために3ヶ月に1度程の頻度で受けて頂くことをおすすめしています。
リフトアップの種類が多くてどの施術を選べばいいのか分からない
リフトアップの種類が多くて何をしたらいいかわからない!というお声を多く頂きます。
どれが自分に合っているのか見極めるのが大切ですよね。
切るリフトアップと切らないリフトアップ、どちらが効果的か?
切るリフトアップと切らないリフトアップにはそれぞれメリット・デメリットがあります。
劇的な変化を求めるならば切るリフトアップでしょう。
ダウンタイムが少なく、アンチエイジング目的とするならば切らないリフトアップが効果的だと思います。
切らないリフトアップでも、一度で見た目の変化を求めるならばスレッドリフト、少しずつの変化を求めるならばレーザーになります。
ご自身に合った治療法を選択するのが1番効果的ですね。
切らないリフトアップのおすすめ治療方法
数ある切らないリフトアップの中でも当院おすすめの治療方法について紹介したいと思います。
スレッドリフト 湯田先生が一番勧めたい治療方法
当院が一番勧めたい治療方法はスレッドリフトです。
なんといっても引き上げ効果が強いです。そして、持続期間が長いです。当院で使用している糸は引き上げ効果が強い.持続時間が長い事に加え、溶けながらコラーゲン生成をしていくものになります。
持続期間も長く、ダウンタイムも少ないため非常にお勧めです。
さらに効果を高めたいお客様にはスレッドリフトの後にハイフを継続していただく事をお勧めしています。
これがたるみの悩みからさよならできる一番の近道かと思います。
上記おすすめ治療法の症例
まとめ
今回は切らないリフトアップについてご紹介させて頂きました。
切らないリフトアップの中にも様々な方法がある事がご理解いただけたかと思います。
リフトアップというと大がかりなイメージを持っている方も多いと思います。
施術時間も短く、ダウンタイムもない方法もございます。
「たるんできた気がする」「横顔が気になってきた」
など少しでも気になる事があるあなた。
ぜひお気軽に美容クリニックへ相談にいらしてみてください。